ステージって?
大腸がんのことを少し知っている人であれば、
ステージっていう言葉、聞いたことがあると思います。
ステージとは、大腸がんがどの程度進行しているかを
分類しているもので、その他、デュークス分類、
TNM分類というものああります。
デュークス分類は、
デュークスAからデュークスDまであります。
デュークスAは、
がんが大腸の壁の中にとどまっているもの。
デュークスBは、
がんが大腸の壁を越しているけれど、リンパ節に転移はないものです。
デュークスCは、
リンパ節に転移しているもの。
デュークスDは、
腹膜、肝臓、肺などに遠隔転移をしているものとなります。
ステージ分類は、0期から4期まであります。
ステージ0期は、がんが粘膜にとどまっているものをいい、
ステージ1期は、がんが大腸の壁にとどまっているものです。
ステージ2期は、がんが大腸の壁を超えているけれど、
近くの臓器には浸潤していないもの。
ステージ3期は、近くの臓器に浸潤しているか、リンパ節転移のあるものです。
ステージ4期は、腹膜、肝臓、肺などに遠隔転移があるものです。
デュークス分類や、TNM分類は、国際的に使われていますが、
ステージ分類は日本での分類方法になっています。
だいたい同じような分類になっていますが、デュークスAがステージ0と1期、
デュークスBがステージ2期、デュークスCがステージ3期、
デュークスDが4期になります。
5年生存率はこのステージ分類、デュークス分類ごとに
生存率を目安にしたりと使われています。