大腸がんの転移
転移とは、がんが違う場所にできて大きくなることです。
がんが最初にできた場所を原発巣といいますが、
その原発巣以外のところにがんが移動してそこで定着して、
大きくなることがあります。これが転移です。
大腸がんの原発巣は、大腸になります。
例えば、その原発巣から、肝臓にがん細胞が飛んで、
肝臓で大きくなると大腸がんの肝転移になります。
肝臓に転移すると、肝臓にもがんがあるわけですから、
肝臓がんにもなってしまったの?と思うかもしれませんが、
それはちょっと違います。
もし、肝臓に転移してしまっても、一番最初にできたところが
大腸だとしたら、大腸がんの転移ということになって、
治療も大腸がんの治療をします。
がんが最初にできたところが、肝臓だったら、肝臓がんというのですが、
転移の場合は肝臓にあっても、肝臓がんといわないんですね。。。
普通、がんは転移したことが発見されたら、
手術しないことが多いそうです。
でも、大腸がんの場合、進行もゆっくりなので、手術を行ったり、
転移したところの治療も行われることが多いです。
転移した場合、手術をすることも多くありますが、
その他、抗がん剤や、転移した場所によって様々な治療法で治療します。
大腸がんの転移しやすいところは、リンパ節、肝臓がもっとも多く、
その次に肺に転移しやすいといわれています。
大腸がんは転移しても、治療を行うということは、
がんになっても治りやすかったり、
それからもかなり長く生きることもできます。
転移しても、いろいろな治療法を知って、
じっくり自分に合った治療を見つけましょう。